医院コラム
歯周病や虫歯で大切な歯を失わないためには、日々の予防が欠かせません。
予防と一言でいっても様々な方法があり、予防医学の考えでは3つの段階に分けることができます。
煙草は歯周病を発症する二大危険因子のひとつとされ、歯周病と大きく関係しています。
煙草の煙にはタールやニコチンなど多くの有害物質が含まれ、それらが歯周病の誘因となり、さらには進行させる原因です。
煙草に含まれる有害物質が歯に付着すると歯垢がつきやすく、歯周病の発症リスクを高めます。また、煙が歯茎に染みこんで歯茎の色が黒ずみ、煙によって血管が収縮して歯茎を硬くしてしまいます。
そのため、歯周病の初期段階の症状を見落としやすく、煙草を吸わない方と比べると発見が遅れて症状が悪化しやすいのです。
他にも体内に煙を取り込むことで免疫力の低下、ビタミンCの破壊などによって歯周病を発症・悪化しやすくします。
多くの細菌が存在している口内は、唾液の働きによって汚れや菌が洗い流され、常に清潔に保たれています。
しかし、口呼吸をすると口内が乾きやすくなり、唾液の働きが低下してしまうのです。
また、乾燥した歯の表面などに粘度を持った歯周病菌が付着しやすく、さらに歯周病が進行しやすくなります。
ストレスは様々な病気を引き起こす原因とされていますが、歯周病とも大きく関わっています。
ストレスは免疫力を低下させ、さらに唾液の分泌量を減らします。
また、ストレスは歯の食いしばりや歯ぎしりの原因のひとつです。
これらは歯に過度な負担をかけて、歯を支える歯周組織にダメージを与えます。歯周病は歯槽骨が溶ける病気ですから、歯周組織が弱ることで歯周病を悪化させることがあるのです。
山口県宇部市にある当院の歯周病治療では、積極的に歯周再生療法を用いています。
初期段階では検査と徹底したブラッシングやスケーリング、菌の活動を抑制する抗生剤の処方、中・重度ではエムドゲインや歯周組織を回復させる外科手術で救える歯は救う治療を行なっています。
歯周病に関することでお悩みなら、ぜひ当院にお任せ下さい。